芸術の秋に巡りたいおすすめ美術展・博覧会
秋といえば、スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋など、いろいろな「○○の秋」がありますよね。
今回はそんな○○の秋にちなんで、芸術の秋に巡りたい博物館や美術館で開催される企画展をご紹介します!
さまざまな芸術・文化に触れて、感性を養ってみましょう。
※掲載情報は2017年8月現在の情報です。チケットの購入や開館時間、展示物などの詳細は公式HP等をご確認ください。
開館120周年記念 特別展覧会 国宝
国の宝、国宝。「国宝に指定された~」という言葉はよく聞くかと思いますが、ではこの「国宝」という言葉がいつから使われているかご存知ですか?
初めて「国宝」という言葉が使われたのは、今から120年前。明治維新以降、破壊や盗難が続いていた国の宝を、どうにかして守らなければならないと、当時の人々が知恵を絞って生まれたのがこの「国宝」という言葉でした。
同年、京都国立博物館の前身となる、帝国京都博物館が開館しました。
今回の展覧会は、そんな「国宝誕生」と「京都国立博物館(帝国京都博物館)開館」が同時に120周年を迎えるメモリアルイヤーとして、全国で保存されている国宝のうち、約200件が京都に集結、展示されます。
音声ガイドに女優の竹下景子さん、展覧会テーマソングの歌唱に谷村新司さんが抜擢されています。
- 会場
- 京都国立博物館 平成知新館
- 会期
- 2017年10月3日(火)~ 11月26日(日)
4期に分けて公開。
Ⅰ期 10月3日(火)~10月15日(日)
Ⅱ期 10月17日(火)~10月29日(日)
Ⅲ期 10月31日(火)~11月12日(日)
Ⅳ期 11月14日(火)~11月26日(日)
※会期中展示物入れ替えあり - 開館時間
- 9:30~18:00
ただし、会期中の金・土曜日は20:00まで - チケット
- 一般1,500円 大学生1,200円 高校生900円
お得な前売りチケットもあり。 - 主催
- 京都国立博物館、毎日新聞社、NHK京都放送局、NHKプラネット近畿
- 公式HP
- 開館120周年記念 特別展覧会 国宝
発見100年記念特別展 よみがえれ!鴻臚館 -行き交う人々と唐物-
京都、大阪、福岡にある鴻臚館(こうろかん)。そのうち唯一遺跡が確認されている筑紫の鴻臚館(福岡)が発見されて今年で100年。そして発掘調査開始から30年を迎えた今年、これまでの発掘調査成果とともに、鴻臚館を行き交った人々と、主な交易品であった唐物に関連する歴史資料を一堂に公開します。
特別展の開催に合わせて、講演会やワークショップ、コンサートなど関連イベントも実施されます。詳しい開催予定は公式HPをご確認ください。
- 会場
- 福岡市博物館 特別展示室
- 会期
- 2017年9月7日(木)~ 10月22日(日)
展示品の一部は会期中に展示替えや場面替えがあります。 - 開館時間
- 9:30~17:30
- 観覧料
- 一般1,200円 高大生800円 中学生以下無料
お得な前売りチケットもあり。 - 主催
- 福岡市博物館、読売新聞社、NHK福岡放送局
- 公式HP
- 特別展示 | 展示・体験学習室 | 福岡市博物館
テーマ展「ダリの挿絵版画」―絵を読む、物語を見る。
20世紀を代表するスペインの画家、サルバドール・ダリ。
絵画や彫刻のみならず、物語の挿絵も制作していたダリ。そんな挿絵の中から、諸橋近代美術館に所蔵されている挿絵の版画が一堂に展示されます。
ミゲル・デ・セルバンテスの「ドン・キホーテ」や、ダンテ・アリギエーリの「神曲」といった名作文学の挿絵版画が展示され、ダリの挿絵版画の魅力を味わえます。
また、これに合わせコレクション展『シュルレアリスムとダリ』も同時開催。ダリも合流したシュルレアリスムの発端と展開を、採用近代及びダリコレクションを通して紹介されます。
- 会場
- 諸橋近代美術館
- 会期
- 2017年9月11日(月)~11月30日(木)
- 開館時間
- 9:30~17:30
- 観覧料
- 一般950円 高大生500円 中学生以下無料
- 主催
- 公益財団法人 諸橋近代美術館
- 公式HP
- テーマ展「ダリの挿絵版画」ー 絵を読む、物語を見る。||諸橋近代美術館
怖い絵展
作家・ドイツ文学者の中野京子氏が2007年に出版した『怖い絵』。「恐怖」に焦点を当て、ただ感性を頼りに絵画を見るのではなく、その絵の時代背景や隠された物語を読み解く美術書としてベストセラーを記録した本作。
刊行10周年を記念して、『怖い絵』シリーズで紹介された作品を筆頭に、新たに選び抜かれた作品も含め、およそ80点の作品による展示会が開催されます。
最大の注目ポイントは、『怖い絵』でも紹介されたポール・ドラローシュの《レディ・ジェーン・グレイの処刑》。ロンドン・ナショナル・ギャラリーを代表する本作は、縦2.5m、横3mにも及ぶ大作で、今回が初の日本公開となります。
音声ガイドは女優の吉田羊さん。10月からの東京・上野の森美術館のほか、7月12日から9月18日まで兵庫県立美術館でも開催中です。
- 会場
- 上野の森美術館
- 会期
- 10月7日(土)~12月17日(日)
会期中無休 - 開館時間
- 10:00~17:00
- チケット
- 一般1,600円 大学生・高校生1,200円 中学生・小学生600円 小学生未満無料
お得な前売りチケットもあり。 - 主催
- 産経新聞社、フジテレビジョン、上野の森美術館
- 公式HP
- 「怖い絵」展 | オフィシャルホームページ
ヴェネチアン・グラス二千年の旅展
古代ローマ帝国時代に、飛躍的な発展を遂げ、後に水の都ヴェネチアで復活を果たしたガラス製法。
今回の企画展では、そんな古代ガラスとヴェネチアン・グラスが展示されます。
長年の風化の影響で、銀化して虹色に輝く古代ガラス。古代ガラスの影響を受けて更なる発展を遂げたヴェネチアン・グラス。
今もなお、人々にロマンを与え続けている輝きあふれるガラスの歩んできた旅路を、3章からなる展示構成でお届けします。
- 会場
- 箱根ガラスの森美術館
- 会期
- 4月29日(土・祝)~11月26日(日)
- 開館時間
- 10:00~17:30
- 入館料
- 大人1,500円 大高生1,100円 小中生600円
- 主催
- ヴェネチア市立美術館総局、アクイレイア国立考古学博物館、アドリア国立考古学博物館、アルティーノ国立考古学博物館、毎日新聞社、箱根ガラスの森美術館
- 公式HP
- 箱根ガラスの森美術館2017年特別企画展:ヴェネチアン・グラス二千年の旅展