いよいよ始まるレジ袋有料化！どんな店や袋が対象？

スーパーやコンビニで買い物をしたときにもらえるレジ袋が有料になることをご存知ですか？
2020年7月1日より全国すべての店でレジ袋の有料化が義務付けられるようになります。
今回の義務化によって様々な店が有料の対象となり、日常的にスーパーなどで買い物をする主婦層だけではなく、老若男女問わず袋を必要とする店舗を利用するすべての人に影響が及ぶようになります。

いつから？

完全に義務となるのは2020年7月1日からですが、その前から自主的に有料化を進めている企業や店舗もあります。
例えば、関東圏に展開する小型スーパー・Big-Aは、1979年の創業当初からレジ袋を有料にし、エコバッグの持参を推奨しています。また、イオングループの一部のスーパーでも、2007年頃からレジ袋の有料化を実施するなど、すでにレジ袋を無料で配布していない店舗も存在します。
今回の義務化を受け、前倒して4月1日から完全有料化にする企業もあります。イオングループは一部店舗のみ有料化していましたが、マルエツやウエルシア、ミニストップなどでも4月1日からレジ袋が有料になります。
ドラッグストアではマツキヨが同じく4月1日に有料化へ、トモズはプラスチック製袋に限らず、紙袋も有料化になります。
衣料品店ではユニクロとGUがプラスチック製から紙製の袋へ移行、4月からは紙袋も1枚10円と有料になります。

どんな店が対象？

基本的には物を販売している店すべてが対象です。
スーパーやコンビニはもちろん、飲食店のテイクアウト、ドラッグストア、衣料品店、デパートなど、店の規模や運営者を問わず、袋を必要とする店すべてが有料化の対象です。

ただし、例外もあります。
例えばクリーニング店。クリーニングした衣類をいれる持ち帰り用のビニール袋は有料化の対象外とされています。
これは、今回の義務化が「商品を包む包装」を対象にしているからです。クリーニング店は「衣類」という商品を提供しているのではなく、「持ち込んだ衣類をきれいにする」というサービスを提供しているので、有料化の対象外となります。
また、屋台やフリーマーケットなどでの袋も対象外です。これは、その日その場限りの単発の出店であることが多い屋台やフリーマーケットは事業としてみなされず、義務化の対象から外れます。ただし、毎日決まった場所で出店する屋台や、もともと店舗を持っている焼きそば屋が屋台として1日出店するなど、販売に反復性が認められる場合はその限りではありません。
ただ対象外となる場合でも、自主的に有料化にするように国は呼び掛けているので、対象外の店舗だから絶対に無料で袋がもらえる…とは限りません。

どんな袋が対象？

レジ袋といえど、いわゆる普通のビニール袋から紙袋、持ち手のない袋、ブランド独自のショッピングバッグなど、様々な種類があります。
今回の有料化では、これらすべての袋が有料になるわけではありません。今回対象になるのは、購入した商品を持ち帰るために使う、持ち手のついたプラスチック製の袋です。
ただし、プラスチック製の袋でも以下に該当するものは有料化の対象外です。
・50マイクロメートル以上の厚さがあるプラスチック製の袋
→通常のレジ袋より厚みがあって丈夫な袋のため、繰り返し使えることが環境にやさしいということで対象外に。
・100%海洋生分解性プラスチックでできた袋
→捨てられたとしても、微生物によって海洋で分解されるので環境にやさしいということで対象外に。
・バイオマス素材の配合率が25％以上のもの
→再生可能な有機資源であるバイオマス素材を使うことで、地球温暖化対策にもなる環境にやさしい袋ということで対象外に。
上記の素材を使った袋ですよーという表示が袋に記されていれば、その袋は有料化の対象外になります。

また、紙袋や持ち手のない袋、生鮮食品などを入れるためのビニール袋(ロール袋)も有料化の対象外となります。
ただし、対象外の袋だから絶対に無料だというわけではありません。環境保全のために紙袋など対象外の袋でも有料にしている企業もあります。

エコバッグを持参しよう！

ここまでレジ袋の有料化の話をしてきました。
1枚の値段をを高いと思うか安いと思うかはその人次第ですが、環境問題を考えるとビニール袋の使用が減るに越したことはありません。
そこで、普段から持ち歩きやすい便利なエコバッグを紹介します。

Shupatto(シュパット) – MARNA(マーナ)

コンパクトかつ扱いやすい機能的なエコバッグとして注目されているのがシュパット。その名の通り、両端を引っ張るとシュパッと簡単に折りたためて、あとはクルクルと丸めるだけでコンパクトに畳んでコンパクトに持ち運べます。しっかりとプリーツの折り目が入っているおかげで、折り目を探して畳む手間や、使っているうちに折り目が分からなくなって畳むのが面倒になるといった事態も避けられます。

買い物袋として扱いやすい丸型のコンパクトバッグや、生鮮食品や冷凍食品などの持ち帰りにも適した保冷バッグ、重いものでも負荷になりにくいリュックサックなど、種類も豊富。それぞれのカラバリも豊富で、「エコバッグはダサくて地味」という概念からも解放してくれます。

BAG & BACKPACK – Notabag(ノットアバッグ)

NotabagのBAG & BACKPACKは、その名の通りトートとしてもリュックとしても使えるエコバッグです。肩紐部分を上に引けばトートバッグとして、横に引けばリュックサックとして使えるほか、使わないときは小さく折りたたんでおくことももちろんできます。
カラバリ豊富でスクエア型のおしゃれなデザインはエコバッグとしてだけでなく、普段使い用のカバンとしても◎。容量としてはそこまで大きくはありませんが、日常的な買い物程度なら困ることはないでしょう。

エコバッグになるハンカチ – セブンイレブン

飲み物とおにぎり、お菓子くらいだからあんまり大きい袋は必要ないけど、そのまま持つのはちょっと……というときに役に立つのがセブンイレブンで販売されている「エコバッグになるハンカチ」。その名の通り普段はハンカチとして、買い物をしたらエコバッグとして使えるアイテムです。
ハンカチらしく素材は綿100%。吸水性があるので、普通にハンカチとして使用した後に紙製品などを入れるとシワシワになってしまう恐れがあるので不向きですが、きちんと包装がされている製品なら問題なく使えます。
現在は関東のみの販売ですが、順次取り扱い店舗は増えていくようです。

最後に

レジ袋が無料でもらえるのに慣れてしまうと、有料と言われて驚いたり、抵抗を持ってしまうこともあるかもしれませんが、これも環境を考えたら必要なこと。
早いうちからエコバッグを持ち歩く習慣をつけたり、レジ袋を必要としない買い方を心掛けたりと、7月のレジ袋有料化に向けて準備をしておくといいかもしれませんね！