『使用方法』守ってる?スキンケアコスメの実力を最大限まで引き出す方法
コスメの使用方法、間違っていませんか?
「高い美容液を買ったのにあまり効果を感じられない」
「使っても使わなくて変わらない気がする」
高額な化粧品を使って丁寧にスキンケアをしても、期待するほどの効果が現れなくてがっかりした経験はありませんか?
「期待はずれだった」と感じるのは、実は間違った方法で使用しているせいかもしれません。
スキンケアコスメの実力を最大限発揮させるポイントをまとめてみました。
使用方法を守って使おう
スキンケアアイテムを使う時にもっとも重要なのは、「公式が提唱している『使用方法』をきちんと守ること」です。『使用方法』には、そのアイテムを使うタイミングや適切な量、使い方などが記載されています。それを守っていないと、きちんと肌に浸透されなかったり、逆に肌荒れの原因になってしまうこともあるんです。
最近は特に「導入美容液」や「先行乳液」など、どのタイミングで使ったら良いか一目でわからないアイテムも増えているので、パッケージや説明書、公式サイトに記載されている『使用方法』をきちんと読んで使うことが大切になっています。
特に注意!美容液の使い方
美容液といえば、お肌の気になる部分を集中的にケアするためのもの。化粧水のあとに使うものが一般的ですが、中には使用順や使用方法をしっかり守らないと効果を半減させるどころか「塗っても無駄」になってしまうことがあります。
かけた値段の分、効果を期待する人も多い美容液は特に使用方法を守ることが鍵になってきます。
ここからは筆者が使ってきた人気の美容液について、実際の体験談をもとに紹介していきたいと思います。
UZU まつげ美容液
まつげ美容液の中には、「洗顔後すぐに塗る」と書いてあるものがあります(アイテムによって異なるので手持ちのもので確認してください)。
筆者は「目元の皮膚は薄いから肌を保護した後に塗った方が良いのでは?」という勝手な先入観でスキンケアの最後に使っていたのですが、案の定期待していたほどの効果は得られていませんでした。塗る量が少ないのかと改めて使用方法を見返したら、「スキンケアのいちばん最初に塗る」という記載が。
「塗る量を変えるならまだしも、塗るタイミングを変えたところで効果は変わらないのでは?」という気持ちもありましたが、使用方法を信じて、洗顔後すぐ、何も塗っていない目元に使うようにしたところ、一週間ほどでまつげに変化が出て、ビューラーの時に抜けにくくなった上に少し伸びたような感じもありました。
このアイテムがきっかけで、「スキンケアは順番を守ることも重要なんだ」と実感することとなりました。
メラノCC薬用しみ集中対策プレミアム美容液
「柑橘類には光毒性があるので朝は柑橘系のものを摂取するのは避けた方が良い」というのは、美容に興味がある方からしたら有名な話ですよね。そのイメージから、「柑橘類に多く含まれているビタミンCも、朝使うのは良くないのでは?」と勝手に思い込んで夜しか使用していませんでした。
ところがメラノCCのHPを確認したところ、「メラノCCには光毒性のあるソラレンは含まれていないため、朝晩使用することをお勧めします」という記載が。
また同時期に、「紫外線によるダメージをケアするためには日中こそビタミンC美容液を塗った方が良い」という内科・皮膚科医の友利新先生のお話をYouTubeで見たこともあり、夜だけではなく朝のスキンケアにも取り入れるようにしました。
実はビタミンC美容液、それまで何に効いていのるかわからないままとりあえず使っていたのですが、朝晩使うようになってから、いつの間にか鼻周りの毛穴が気にならなくなり、今ではメイクの時に毛穴に特化した下地を使う必要がないくらいになっています。
ビタミンC美容液を持っていても朝は使っていなかったという方は、使用方法を改めて確認して、朝も使えるものは朝晩使ってみると良い変化が現れるかもしれません。
エリクシール ホワイト スポットクリアセラム WT
レチノール系のアイテムは「攻めのケア」として注目されています。シワの軽減などに効果が期待できる一方で、A反応と呼ばれる肌刺激(赤み・かゆみ・皮剥けなど)が起きる可能性があるためです。
筆者が使っているスポットクリアセラムWTは、公式サイトの『使用方法』に使用量の目安や「乳液のあと」という記載があり、使う回数も「最初の二週間は2~3日間隔で夜のみ」や、「朝使う場合は、レチノールの効果を守るため、使用後に紫外線カット効果のある化粧品をお使いください。」という注意書きがありました。
これまでの経験を踏まえて使用方法を守って使い始めた筆者ですが、一度、目安量より出しすぎてしまった時に「もったいないし、多めに塗った方が効くのでは?」と少し多めに塗ってみたら、肌がピリピリと痛痒くなってしまったことがありました。幸い赤みや皮剥けは起きませんでしたが、トラブルなく使い続けるためには使用量を守ることも重要だと痛感しました。
この美容液に関しては、まだ使い始めなこともあって劇的な変化は訪れていませんが、その後は使用方法の通りに使っているため肌トラブルなく使えています。
※今回紹介した3つのアイテムについての体験談は、あくまで筆者個人が使用した感想によるものです。
スキンケアコスメによる効果は人それぞれ異なりますので、まずは自分の肌に合ったものを選び、正しい使用方法で使うようにしてください。
手の使い方も重要!
コスメを肌に塗る時、化粧水などはコットンを使う人も多いかと思いますが、美容液やクリームを塗る時は手を使う人が多いですよね。
その手が乾燥したり荒れていたりすると、手の方にスキンケア成分が浸透してしまってお肌に必要な量が届かないことがあるんだとか。
また、目元など皮膚が薄い部分を触る時に人差し指で強くグリグリと擦ってしまうと、皮膚や毛細血管が傷ついてシワやたるみ、シミやくすみの原因になってしまうことも。
スキンケアを行う時には手のケアにも気をつけ、肌を触る時は優しく包み込むようにしたり、薬指などを使って優しく塗るように心がけましょう。
コスメは正しい使用方法が鍵!
スキンケアコスメは、素人が勝手な思い込みで使うより、それを開発したプロが提唱する方法で使った方が効果が上がるはずです。
せっかく買ったコスメ、ただ塗っただけで満足していませんか?
使うアイテムが最大限の力を発揮できるよう、使用方法を守って正しく使うようにしましょう。