都心で聖地巡礼しよう!『新宿』が舞台になった漫画・映像作品
日本一の繁華街や歓楽街を備え、高層ビルが林立する都内屈指のビジネス街でもある新宿は、“都会の象徴”として様々な作品の舞台になることも多い街です。
今回は日本の漫画や、ドラマ・映画などの映像作品で新宿を舞台にしているものを紹介していきます。
深夜食堂
安倍夜郎先生の漫画作品『深夜食堂』。ドラマや映画化もされたこの作品の舞台になっているのは新宿の花園界隈の路地裏で「ゴールデン街」と呼ばれている地域です。
作中の舞台になっているのは「めしや」とだけ書いてある食堂で、深夜0時から朝7時までという珍しい時間帯に営業されており、基本のメニューは豚汁定食とお酒のみというかなり攻めているお店。
“食堂”というアットホームな空間が舞台になっていながら非日常感漂うディープな人間模様が描かれているのも、新宿の夜という設定ならではかもしれません。
ドラマの撮影はセットで行われたようで聖地という聖地はないようですが、ゴールデン街のお店に行くとあの雰囲気を味わうことができるかもしれません。
シティーハンター
漫画家・北条司先生の作品の舞台として登場することも多い新宿。
中でも『シティーハンター』は、JR新宿駅東口の伝言板に「XYZ」と書くのが仕事の依頼方法になっていることもあって、ファンの中では聖地とも言える場所でした。
伝言板自体が多くの駅から撤去されてしまい新宿駅のものも何年も前に撤去されてしまいましたが、 2019年に公開された『劇場版シティーハンター新宿プライベート・アイズ』の公開に合わせて原作者の北条先生や監督、キャストによるサインが掲載された伝言板の大型ポスターが掲出されました。
最近では宝塚歌劇団が初の舞台化を行い、改めて注目されている作品。
新宿を歩いてみたらシティーハンターの世界観を感じられるかもしれません。
▶漫画「シティーハンター」の情報はこちら(Twitter)
▶舞台「CITY HUNTER」の情報はこちら
君の名は
大ヒットしたアニメ映画『君の名は』。主人公の立花 瀧くんが住んでいるのが新宿区にある四谷という街です。
映画に登場するシーンの中で特に有名なのが四ツ谷駅から歩いて10分ほどのところにある須賀神社という神社の階段。主人公の二人がすれ違うシーンがとても印象的で、多い時には一日に何十組もの映画ファンが撮影に訪れたんだとか。
映画の中では四ツ谷駅や隣駅の信濃町駅近くにある歩道橋、西武新宿駅の大型ビジョンなど、新宿区の風景がたくさん描写されています。
また、新海監督の作品の中では他にも『雲のむこう、約束の場所』、『秒速5センチメートル』、『言の葉の庭』、『天気の子』でも新宿の風景が登場します。長野県出身の新海監督が上京して初めて訪れた場所であり、都会の象徴として思い描く風景が新宿にある、などの理由があるようです。
新宿の街ナカを歩いているだけで「あの映画のあの場所だ」と新海作品の世界観に浸れるかもしれません。
【番外編】歌舞伎町の女王
1998年に発売された椎名林檎さんの2枚目のシングル『歌舞伎町の女王』。その名の通り歌舞伎町が舞台になった楽曲ですが、実際にはこの楽曲を制作した時にはまだ歌舞伎町を訪れたことはなく、歌舞伎町のイメージを楽曲にしたそう。
PVが撮影されたのも実は雑司が谷の武芳稲荷神社だそうですが、歌舞伎町を歩けば楽曲の雰囲気を感じられるかも?
▶椎名林檎さん「歌舞伎町の女王」PVはこちら(YouTube)
まとめ
日本屈指の歓楽街 歌舞伎町を有する新宿は、夜の世界や裏社会をテーマとした『夜王』や『新宿スワン』などを描いた作品の聖地としてもおなじみの場所。
とは言っても夜に一人で歌舞伎町を歩くのはあまりオススメできないので、注意して訪れてみてください。