マッサージオイルの種類って?効果の違いとは?
マッサージオイルってたくさんの種類があり、効果の違いなどもイマイチわかりづらくて、どのオイルがいいのか迷って選びづらかったりしませんか?
そこで、市販で買えるマッサージオイルの種類や、その効果の違い、おすすめの使用法などをご紹介します!
自宅でマッサージやケアをする際、目的にあったオイルを使ってより効果を実感できるといいですね!
ホホバオイル
こんな人におすすめ!
・オイルを使うのが初めての人
・難しいことを考えず、とにかくオイルを使ってみたい
ホホバオイルはホホバの実から抽出されるオイルで、古くから『命の植物』として髪や肌の手入れ、食用などさまざまな方法で活用されてきました。
今は食用として使われることはほとんどありませんが、髪や肌の手入れとしてよく使われています。
ホホバオイルの主成分は『ワックスエステル』という成分。肌の弾力や潤いを保つ成分で、ほかのどの植物のオイルよりも多く含まれています。ワックスエステルは人の皮膚にも含まれているため、同じワックスエステルを含むホホバオイルは人の肌になじみやすくなっています。
ホホバオイルの効果
どんな肌質の人でも使いやすい
脂性肌、乾燥肌、混合肌など、普通は自分の肌質に対して合う合わないがあったりしますが、ホホバオイルはどんな肌質の人でも使えるオイルです。ホホバオイルには皮脂のバランスを整える効果があり、その人の皮脂の状態に合わせて効果が変わるため、すべての肌質の人が使えるオイルとなっています。
頭皮トラブルのケア
ヘッドマッサージなどに使うことで、抜け毛やフケなどの頭皮トラブルのケアができます。ホホバオイルが紫外線や熱からの乾燥を防ぎ、頭皮トラブルの防止にも役立ちます。
グレープシードオイル
・脂性肌、混合肌の人
・アンチエイジングに使いたい
グレープシードオイルはぶどうの種から取れるオイル。ワインの製造時に大量に廃棄される種から作られています。サラサラな使用感で伸びの良いオイルは、夏場のオイルマッサージにもぴったりです。
食用としても用いられるグレープシードオイル。食用のものを使っても問題ありませんが、マッサージなど美容用として使う場合、精製度の高い美容用として販売されているオイルを使うのがおすすめです。
グレープシードオイルの効果
アンチエイジング
グレープシードオイルには強い抗酸化作用があります。抗酸化作用があるリノール酸が多く含まれているため、アンチエイジングに効果的です。
マッサージ
グレープシードオイルの一番の特徴はその使いやすさ。サラサラとした軽い質感で、伸びが良いため、どんな肌質のひとでも使いやすいオイルとなっています。また、さっぱりとした使い心地は、夏場のマッサージにもぴったり。油分でベタベタしやすいという人にもおすすめです。
ココナッツオイル
・リンパマッサージに使いたい
・手軽に購入できるオイルがいい
ココナッツオイルはココナッツの実から取れるオイルで、ほんのりとココナッツの香りがするのが特徴です。
酸化しにくく浸透力にも優れているため、マッサージの他ヘアケアなどにも効果的です。
ココナッツオイルには精製された「ココナッツオイル」と精製されていない「バージンココナッツオイル(エクストラバージンココナッツオイル)」がありますが、精製されたものだと美容的な効果があまり期待できないため、マッサージなど美容に使用する際にはバージンココナッツオイルを使用するのがおすすめです。
ココナッツオイルの効果
デトックス効果
ココナッツオイルにはビタミンEが含まれています。このビタミンEには血液循環を促進する効果があります。血行が良くなることで新陳代謝も上がり、余分な水分や毒素などの老廃物が排出されやすくなります。
アンチエイジング
ココナッツオイルに含まれるラウリン酸には抗菌・抗酸化作用があります。マッサージに使うことで、肌の酸化を防ぎ、アンチエイジングの効果が期待できます。
オリーブオイル
・乾燥肌、成熟肌の人
・美肌になりたい人
食用としてもおなじみのオリーブオイル。マッサージにも効果的に使えます。ただし、美容目的で使うオリーブオイルは、美容用として販売されているものを選ぶようにしてください。食用のオリーブオイルでは肌トラブルを招く恐れがあります。反対に、美容用で購入したオリーブオイルを食用に使いまわすようなことも避けるようにしましょう。
オリーブオイルの効果
筋肉の鎮静
筋肉痛や捻挫、打撲などの痛みを緩和するのに効果があると言われています。筋肉の疲れを取ると同時に皮膚も柔らかくしアンチエイジングの効果も期待できます。
保湿効果
オリーブオイルの保湿力はとても高く、特に乾燥肌や成熟肌の人に適しています。オイルを使ったクレンジングの多くは必要以上の皮脂を取り除いてしまいますが、オリーブオイルを使ったクレンジングでは汚れを取り除きながらも保湿をしてくれるので、マッサージのほか、クレンジングなどにも向いているオイルです。
ローズヒップオイル
・肌にハリがほしい
・肌荒れを治したい
バラの実であるローズヒップから抽出されるオイルで、多くの量が取れない希少価値の高いオイルです。
ローズヒップオイルはとても美容効果が高く、オイルの90%が美容成分だとも言われています。そのため、美容目的に使うオイルにとても適しています、その反面、酸化しやすかったり、紫外線に当たると肌にダメージを与える性質を持っていたりするなど、マイナス面もあるため、使用方法や保存方法には注意が必要です。
ローズヒップオイルの効果
アンチエイジング
ローズヒップに多く含まれるビタミンCの効果で肌にハリを与えたり、シワやくすみの減少、美白などの効果が期待できます。
皮膚の再生
リノール酸が多く含まれ、その効果で皮膚の再生が期待できます。怪我などの傷跡を治すのに役立つ他、肌のターンオーバーを促進して、ニキビなどの肌荒れトラブルにも効果を与えます。
最後に
マッサージで使用される代表的なオイルを紹介しました。オイルを使ってマッサージをすることで、滑りがよくなり「流す」マッサージの効果が期待できますが、さらに必要な効果に合わせてオイルを選ぶことで、通常のマッサージに加えて、さまざまな効果が期待できます。