大切なものを『絵本』で見つけてみませんか?
大人になった今だから読みたい
『絵本』って素敵ですよね。大切な事がぎゅっと詰まっている宝箱のように思えます。
大人になった今だからこそ、絵本に書かれている意味を見つめてみるのもいかがでしょうか?
おおきな木/シェル・シルヴァスタイン
50年以上前にアメリカで出版されたこの絵本は、今でも様々な国で愛され続けています。
2010年に村上春樹さんが新訳をしたことでも話題になりました。
与えるとは何なのか、貰うとは何なのか。
正解はありません。
読者の感性に任せられた解釈は、読むたびにちょっとだけでも新たな気持ちにさせてくれます。
個人的に、同じ著者の『ぼくを探しに』もお勧めです。
わすれられないおくりもの/スーザン・バーレイ
皆さんは忘れられないおくりものを貰った事がありますか?
また、誰かにとって忘れられないおくりものを贈ったことはありますか?
この絵本からは、そんなわすれられないおくりものを貰えるような気がするのです。
悲しみの向こうに、本当があるのかもしれません。
アライバル/ショーン・タン
なんと、この絵本には文字がありません。
絵だけで物語が進んでいく形式です。
しかし、文字がなくても物語が分かってしまうのです。
緻密に書かれた風景、登場人物の表情、文字が無いからこそイメージが掻き立てられ、その世界の匂いさえ感じさせてくれます。
全128ページの作品ですが、読み終わった後の満足感と充足感は絵本の域を超えているように思えます。
100万回生きたねこ/佐野 洋子
この絵本も、40年経った今もなお愛され続ける作品です。
100万回生きたねこの視点で視ると、人間のエゴのようなものさえ感じられる。
それが例え相手が『ねこ』じゃなくても、自分勝手と言われる幸せを感じていた事に気付かせてくれました。
そして、誰かを愛するということの尊さ。
もしそれさえもエゴだと言うなら、そんなエゴも美しいものなんだと、この絵本が教えてくれたような気がします。
ちいさなあなたへ/アリソン・マギー
すべてのおかあさんとそのこどもたちへ。
この絵本には、母親になる事の全てが詰まっています。
そのことを優しく淡々と、私達に教えてくれます。
お母さんも、お母さんになっていない人も絶対に共感が出来る作品です。