結局やれてない『やれたかも委員会』
『やれたかも委員会』(吉田貴司|双葉社)という漫画をご存じでしょうか。ツイッターなどのSNSをやっている方なら既に読んだことがあるかもしれません。
今回は、『やれたかも委員会』が何故面白いのか、その魅力について少しお話していきたいと思います。
漫画の基本的な流れ
「やれたかもしれない」というエピソードを話す人(毎回別の人物)が登場。(「あの時やれたかもしれないが、やれなかった」という思い出を話す)
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委員会の3人(能島明、パラディソ、月満子)が「やれた」「やれたとは言えない」で判定。やれたかどうかは多数決で決まる。だいたい、男性の能島明とパラディソが「やれた」と判定、月満子が「やれたとは言えない」と判定する
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月満子が「やれたとは言えない」の理由コメントする
という、ほぼ毎回お決まりとなっている流れ。
しかし委員会3人全員が「やれた」と判定する回もあるので是非読んで欲しいです。筆者も大好きな回です。
自分が委員会になったつもりで議論できる
『やれたかも委員会』がcakesで更新されると、ネットではたちまち議論が起こる。
「これはやれた」「全然やれてない」…といったように、読者が「やれた」か「やれたとは言えないか」で議論しているのをよく見かけます。
そう、この漫画は、読者が委員会(審査員)になったつもりで判定できるのもポイント。
「やれた」理由、「やれたとは言えない」理由、みんなそれぞれ思うことをツイートしています。
この漫画の楽しみ方の流れ
漫画を読む
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自分がどう思うか「やれた」「やれたとは言えない」で判定する
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他の人の感想、判定を見る
『やれたかも委員会』は、読んで終わり、ではなく、自分の感想を言い、人の感想も見る。
この流れが毎回楽しい、そんな漫画です。
読んでもらった方が話が早い
「まだ読んだことがない」という人は、とにかく読んでもらったほうが話が早いです(笑)
「タイトルからして、読みにくい」なんて思う人もいるかもしれませんが…女性も引かない程度のゲスさです、ご安心を。これは保障します。
だって、結局はやれてないのだから。
ネットで読むなら
やれたかも委員会|吉田 貴司|cakes(ケイクス)