【感傷に浸る】エモい洋画5選
【エモい】って最近色々な所で耳にしませんか?エモいとは、感傷的な気分にさせられるもの・感情が揺さぶられるものに出会った時に使われる英語の【emotion】が形容詞化された単語です。その使い勝手の良さから【エモい】は急速に浸透し、映画や音楽などの作品にとどまらず日常の些細な出来事にも【エモい】を使うようになりました。
今回はそんな、見終わった後に心を揺さぶられる【エモい洋画】を5本ご紹介します!
①ヴァージン・スーサイズ
エモい洋画を紹介するうえで外せないのがソフィア・コッポラ監督の作品ではないでしょうか?このヴァージン・スーサイズはそんなソフィア・コッポラの初監督作品。
儚く美しい5人姉妹の短い人生を、彼女たちの近所に住む少年たちの回想目線で見ていく本作。ストーリーや登場人物たちはかなりダークで、見終わった後にモヤモヤが残るような内容です。大きな起承転結はなく淡々と進行していくストーリーなので、人によってはつまらないと感じるかもしれません。回顧録特有のエモさ、少女たちのエモさが味わえる作品です。
②SOMEWHERE
こちらもソフィア・コッポラ監督作品。売れっ子俳優とその娘の交流を描いた映画です。
娘との交流を通して、ようやく大切なものや自分自身に気付いていく主人公。二人のどこかぎこちない交流がエモいです。
ソフィアの作品に度々登場するキルスティン・ダンストに次いでこの作品以降登場するようになるのが娘役のエル・ファニング。SOMEWHEREのエモさの核はこのエル・ファニングです!妖精のような彼女に心奪われること間違いなし。
③ルビースパークス
主人公は天才と持て囃される若手作家。しかし絶望的なスランプに陥り、状況を打破するために自分の理想の女の子・ルビーを主人公にしたラブストーリーを執筆します。するとある日現実世界に小説の中の登場人物だったはずのルビーが現れ、主人公との生活が始まるというストーリー。
かなりファンタジーなストーリーに感じますが、ただただ王道のラブストーリーにならないのがこの作品の良い所!余韻の残るエモいラストに注目です。
④スタンド・バイ・ミー
見る人の年代・性別によってエモさが大きく変わってくると思いますが、大人が見れば間違いなくエモを感じること間違いなしなのがこのスタンド・バイ・ミーです。古い映画なので幼いころに見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?
街外れの線路脇にあるという行方不明者の死体を見つけに行くというとんでもない動機の親友4人のひと夏の冒険物語。複雑な家庭環境で育つ少年たちが旅を通してさらに絆を深めていく様子に心温められ、ラストの主人公のセリフでエモの洪水が起こります。
⑤バグダッド・カフェ
1989年の西ドイツで制作されたバグダッド・カフェ。アメリカ旅行中に夫と喧嘩し、ラスベガスの砂漠の真ん中にあるモーテル兼カフェのバグダット・カフェにたどり着くドイツ人中年女性のジャスミン。ジャスミンを歓迎しないカフェの気難しい女主人のブレンダとの交流をメインに、モーテルやカフェに訪れる様々な人との交流が描かれるストーリーになっています。
寂れたカフェに訪れるお客さんのキャラがとにかく強烈ですが、そんな癖のある登場人物でも全員好きになってしまう映画です。ブレンダとジャスミンの間に芽生える友情がエモい。
感傷に浸って!
古い映画が多いですが、どれも色あせない魅力のある作品です。
夜、一人でゆっくりと映画を鑑賞して、思い切り感傷に浸ってみてはいかがでしょうか?