季節の変わり目に要チェック!素材別【靴のお手入れ方法】
オシャレは足元から
しばらく履いていない靴や大切に履きたい靴など、しっかり手入れをすればお気に入りの靴もこれまでより長く履けるかもしれません。普段靴のお手入れはほとんどしたことがない!というズボラさんも、この機会に靴のお手入れをしてみませんか?
素材ごとのお手入れ方法をまとめてみました。
本革・天然皮革
足に馴染みやすい本革素材の靴。動物の皮からできているもので、天然皮革とも呼ばれます。
パンプスやブーツなど幅広く使われる素材です。経年によって味が出てくるエイジングを楽しめるものや、長く履きたい靴を選ぶ時は本革のものを手入れしながら履くのがオススメです。
使う道具
靴用ブラシ
靴用クリーナー
靴用クリーム
防水スプレー
手順
- ブラシをかけて表面のホコリや汚れを落とす。ごしごしするのではなく、ササッと一方向にホコリを払うように。
- ホコリや汚れを落とし終わったら靴用のクリーナーを塗り、布で汚れを擦って落とす。
- 汚れが落ちたら、今度は靴用クリームを塗り、布でまんべんなく全体に塗り込む。
- 最後に仕上げとして防水スプレーをかけ、しっかり乾かす。
合皮素材
本革よりも安価でお手入れも簡単ですが、経年劣化するため2~3年でダメになってしまうことも多い素材です。流行を追った靴などにオススメです。
使う道具
布(Tシャツの切れ端などでOK)
手順
- 柔らかい布で全体を乾拭きする。
- 水を含ませて固く絞った布で汚れを拭き取る。
- しっかり乾かす
汚れが落ちない場合は靴用クリーナーで丁寧に汚れを落とし、艶出しのために靴用クリームを使うこともできます。
起毛素材(スエードなど)
表面が起毛しているスエードは材質が丈夫なこともあって靴によく使われますが、その起毛した部分に汚れがたまりやすいこともあり、本革・合皮ともに日頃からブラシで汚れを払うお手入れが有効です。
使う道具
スエード用ブラシ
スエード消しゴム
防水スプレー(スエード用)
手順
- スエード素材専用のブラシを使ってホコリや汚れを払い落とす。(ゴシゴシしないで一方向に払う)
- 1で落ちない汚れは消しゴムタイプのクリーナーで擦り落とす
- スエード用スプレーで潤いと防水性を補い、完全に乾かす
- 仕上げにブラシで毛流れを整える
スエード、特に本革のものにはスエード専用の防水スプレー(フッ素系)を使うようにしましょう。シリコン系の防水スプレーは防水性は高いもののスエード等に使うとシミになってしまう場合があります。
キャンバス地
スニーカーによく使われるキャンバス地。汚れがひどい場合は水洗いもできますが、色落ちしてしまったりソールが傷む場合もあるので、購入したらすぐに防水スプレーをして汚れを防いでおきましょう。
使う道具
靴用ブラシ
メラミンスポンジ
ぬるま湯
洗剤(衣類用)
布
防水スプレー
手順(水洗いの場合)
- スニーカーは靴紐とインソールを外す
- ソール部分の汚れをブラシやメラミンスポンジなどで落とす
- 布地についた汚れもブラッシングして予め落としておく
- ぬるま湯に洗剤を溶かし、布地部分に乗せてブラシでこすり洗いをする
- 洗剤が残らないようにしっかりすすぎ、乾いた布で水気をしっかり拭き取る
- 陰干しをする(天日干しは色が褪せる可能性がある)
- 完全に乾いたら防水スプレーでコーティングし、乾かす
靴のお手入れにオススメのグッズ
靴用ブラシ
靴の汚れを落とすのに使うブラシ。本革用やスエード用など靴の素材によってブラシの材質も変えるのがベストですが、お気に入りの靴に合わせて一本は持っておきましょう。
M.MOWBRAY クワトロコンビブラシ
特に靴のケアには欠かせないブラシ。これは側面がゴムブラシになっているので、スエードのお手入れもこれ1本でOK。
シューキーパー(シューツリー)防水スプレー
大切な靴を保護するためにもぜひ使っておきたい防水スプレー。水だけでなく汚れを付きにくくする効果もあるので、お手入れの仕上げだけじゃなく、新品の靴を履く前にも使うようにしましょう。新品の靴に使う場合、シミや変色がおきないかどうか、目立たない場所で試してから使うようにしましょう。
コロンブス アメダス
180ml 1,500円(税別)
420ml 2,000円(税別)
スエード・天然皮革・キャンバス地・ナイロンなど幅広く使えるフッ素系の防水スプレーです。
シューズハンガー
100均にも売っている靴用のハンガー。
特に水洗いした時には、ハンガーにかけて干した方が水も切れやすく乾きやすいです。
ヒールなしのパンプスやバレエシューズなど、ぺたんこ靴の収納にも使えます。
靴にもお休みが必要
お気に入りの靴は毎日履きたい!という方もいると思いますが、靴は休ませつつ履く方が長持ちするそう。お気に入りの形の靴がある場合は2足用意して交互に休ませながら履くと良いそうです。
お仕事の時にはこれ!というように履く靴が決まっている場合は、色違いで買っても良いかもしれませんね。