体感時間をコントロールする方法!
体感時間の長さが違うのには理由があった
「あっと言う間に時間が過ぎた」というような体験をしたことがある半面、「時間が長く感じる」というような体験をしたことがありませんか?
時間は毎日同じように流れているはずなのに、体感する時間に違いがあるのはナゼなのでしょうか。
そこには、あるカラクリが存在していました。
体感時間が違く感じるカラクリ1:経験値で体感時間が変化
歳を取ると時間の流れが速くなると感じる人が多いです。
それは経験値が増えたことによって、脳が処理するべきことがらが少なくなるなるからだと言われています。
人は「新しいこと」「なじみのないこと」をしたり感じたりすると、脳が新しいことの情報を分析するためにフル稼働し、処理するために時間をかけます。
この情報処理に時間がかかると、人は時間が長く感じるのです。
子供の頃は新しい情報が多いので、1日が長く感じるそうです。
しかし大人になるにつれ、経験していることが多くなり新しい情報と言うのが少なくなってきます。
日々の生活に新しいことがないと、脳は情報処理に時間がかからなくなり、時間が短く感じます。
視覚的錯覚「オドボール課題」
ある研究室で以下のような実験が行われました。
コンピューター画面に同じような茶色の靴の写真が繰り返し映し出されます。
その中に時々、花の写真を映し出して、それを見ていた人に表示時間について聞いてみました。
するとその画面を見ていた人は、同じような茶色い靴の表示画面は同じだったが花の表示画面は長く感じられたと体感したそうです。
しかし、実は靴の写真も花の写真も表示時間は一緒だったのです。
これは新しい情報を頭で処理する時間が長くなるので、表示時間が長いような錯覚を持った結果でした。
体感時間が違く感じるカラクリ2:身体的代謝が高いか低いか
人は1日で代謝が変動し、朝が低く17時に向けて高くなっていくそうです。
代謝が低い時は時間の進み方が速く感じ、代謝が高いと時間の進み方が遅く感じると言われています。
リラックスした状態で音楽やテレビを楽しんでいる時の20分と、ランニングなどで体を動かしている時の20分の体感時間は、結構違いますよね。
テレビを見ている時は時間があっという間に過ぎますし、ランニングしている時は時間の経過が遅く感じます。
代謝の高い、低いによって体感時間は変わってくるのです。
体感時間が違く感じるカラクリ3:感情によって変化する
楽しい時間に限ってあっという間に過ぎてしまうという経験は多いにあるのではないでしょうか。
何かに夢中になったいりワクワクした気持ちでいると時間の経過が速く感じるのは、時間に対する意識が薄いからだと言われています。
つまらないと感じる時、つい時計を気にしてしまったり早く終わらないかなと憂鬱になりますよね。
時間を忘れさせるような感情の時人は時間の経過が速く感じ、時間に囚われてしまうような退屈な気持ちでいると時間がゆっくり感じるのです。
体感時間のコントロール
体感時間が変化するメカニズムがわかっていただけたかと思います。
メカニズムを知っていると言うことは、これを利用して体感時間をコントロールすることもできるのです。
体感時間を長くさせたい時の方法
1日24時間だと短すぎると言う人は以下のことを試してみてください!
細かいディティールを追求する
新しい出来事を増やす
初めての体感を感じる
物事を冷静に判断して分析する
体感時間を短くさせたい時の方法
時間が長すぎて嫌だと言う人は以下のことを試してみてください!
時間に囚われない
起きる出来事を何となくでしか把握しない
頭を使わなくて出来る作業をする
楽しい気持ちを大切にする
体感時間のコントロールで生活が楽にる♪
今回は体感時間のコントロールについてご紹介しました。
時間の経過についてのメカニズムを知っておけば、どうしようもないと思っていた時間のコントロールが出来てしまうのです。
あなたの理想の体感時間を手に入れましょう!