演劇に触れてみませんか?
演劇についてどう思いますか?
皆さんは演劇についてどう思われるでしょうか?
あまりなじみの無いものだったり、テレビのように気軽に観られるものではありませんので、遠い存在のように感じるかもしれません。
公演される場所は決まっていますし、公演スケジュールも映画のように多くありません。
それでも最近では、劇場に足を運ぶ若い方が増えている印象ですが、興味のない人には程遠い存在でしょう。
しかし、観に行くだけでも労力を使う演劇は、はるか昔から現在までなくなっていません。
それは、それだけ魅力があるからなのです。
演劇の素晴らしいところ
芝居を観るのならテレビが一番楽です。
映画も、演劇に比べれば観るのが楽な娯楽でしょう。
では、テレビや映画より観るのが大変な演劇の素晴らしいところはどこなのでしょうか。
一番生きている場所に触れられる
筆者が思う演劇の素晴らしいところは、どの媒体よりも生きている場所に触れられるという点です。
まず役者の方が目の前にいて、同じ空気を同じ時間で共有しています。
これはテレビや映画では味わえません。
そして役者さんの演じている役が、目の前で様々な出来事と遭遇していきます。
演劇は生のもですから、その日その時間に起こったものは、その瞬間しかありえません。
他の公演では観られない、唯一無二の瞬間です。
その時間を、目と耳だけではなく、肌で感じることもできます。
役者さんの芝居に巻き込まれる
映像で観るお芝居は、どこか遠い世界のように感じませんか?
演劇で観るお芝居も、場合によっては遠い世界のように感じることもありますが、役者さんの演技力によってはとてつもなく身近に感じることがあります。
これは映像ではなかなか体感できない、演劇ならではの感覚です。
役者の方が素晴らしい表現力で暑さを表現したら、観ているこちら側も暑く感じてきます。
いる劇場がどんなに快適な空間だったとしてもです。
映像を違って演劇は、ロケもできませんしセットを大がかりに変えることもできません。
しかし役者さんの演技力で、そこが夜にもなるし朝にもなって、見えない太陽を感じることもできます。
役者さんの芝居に巻き込まれるのです。
観に行ってほしい劇団
演劇の素晴らしさに触れるために行って欲しい劇団をご紹介します。
敷居が高いと感じる人も多いかもしれませんが、決してそんなことはありません。
映画を観に行くような感覚で観に行けば何の問題もありません。
文学座
1937(昭和12)に創立された文学座は、長年日本の演劇界を引っ張ってきました。
「真に魅力ある現代人の演劇をつくりたい」
「現代人の生活感情にもっとも密接な演劇の魅力を創造しよう」
という創立理念を掲げ、私達に演劇の素晴らしさを届けてくれる劇団です。
劇団俳優座
1944(昭和19)に創立された劇団俳優座は、戦後の文化的混乱期にいち早く演劇復興活動を開始しました。
俳優座の演劇活動の根幹は、永年の貴重な伝統を引き継ぐとともに、その中に積極的に新しい血を導入して自己革新を計ることにあり、いつの時代も私達に新しい気付きを与えてくれます。
劇団青年座
1954(昭和29)に創立された劇団青年座は、演劇界に新たな風を巻き起こした劇団です。
翻訳劇全盛の時代に「創作劇の上演」を趣意書に謳い、創作劇の青年座として活動してきました。
人が生きるということにい正面から向き合っている力強い演劇を、私達に届けてくれます。