【ジワ怖】見終わった後にジワジワ怖くなるホラー映画5選

絶対に怖いと分かっているのになぜか手に取ってしまうのがホラー映画！
スプラッタ……パニック……などなど、ホラー映画にも色々なジャンルがありますよね。近年のホラー映画では、突然大音量の効果音が流れて観客を驚かせるタイプのお化け屋敷系の作品が多いように感じます。
しかし今回紹介するのは淡々と物語が進行していくのにしっかり怖い、見終わった後に怖さが残る【ジワジワ怖い】ホラー映画！秋の夜長のお供に、ジワ怖ホラーはいかがですか？

箪笥

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【あらすじ】
幼いころに母親を亡くしている姉妹、スミとスヨンが長期療養を終えて自宅に戻ってくるところからストーリーは始まる。父は再婚をしており継母であるウンジュが二人を出迎えるが、継母は姉妹を可愛がっておらず、また姉妹も、特に姉のスミは継母を嫌っており、父も家庭にあまり目を向けていない状態。
そんなギスギスした空気の中、家の中で起こる怪現象。その怪現象の正体とは、そして不完全な家族の間にある秘密とは……。

韓国のホラー映画といえばこの『箪笥』を一番に挙げる人が多いのではないでしょうか？韓国国内ではもちろん、日本国内でも映画好きなら知っているのがこの作品です。
ネタバレを一切読まずに見て欲しい映画。見終わった後、しばらく心の中がどんよりとしてしまう作品です。
また、絵画のような家の内装や小道具で演出される映像美もこの作品の魅力。引き込まれる作品だからこそ、余韻が濃く残ります。

仄暗い水の底から

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【あらすじ】
夫と離婚し、娘の郁子の親権争いをするシングルマザーの淑美は生活を立て直すため新たなマンションに引っ越す。しかし新居では上の階の住人の足音や雨漏り、水道から髪の毛が出てくるなどの気味の悪い現象にも見舞われ、淑美はこのマンションで生活していくことへの不安を募らせていく。
ある日淑美は屋上で赤い子供用バッグを見つけ、それがきっかけで2年前から行方不明になっている同じマンションに住んでいた少女、河合美津子の存在を知ることになる。なおも続く怪奇現象に淑美はどんどん追い詰められていく……。

リングシリーズのスタッフによるホラー映画『仄暗い水の底から』。邦画ホラー映画のランキングには必ずと言って良いほどランクインしている名作です。
マンションに住んでいる人は自分の住んでいる部屋に重なる部分も多いはず……見た後の怖さは倍増です。水がキーポイントになるだけあって、怖いシーンはお風呂場や洗面所などの水場がメイン……………見る前にお風呂を済ませておきましょう。

トリハダ

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【トリハダ５ヶ条】
・幽霊は出ない
・超常現象は起きない
・音楽で恐怖を煽らない
・過度な演出はしない
・日常から逸脱しない

オムニバス形式のドラマの劇場版です。ホラーですが心霊現象などは一切なし。『生身の人間が一番怖い』と思わされるホラー作品です。
上記のトリハダ５ヶ条は劇場版公式サイトで公開された作品作りの鉄則。読むと分かると思いますが、今回のテーマであるジワ怖にピッタリな条件が揃い踏みです。すべての恐怖が日常生活の些細な一瞬から始まるこの作品。電車に乗る時、道を歩くとき、人混みを歩くとき……思い出し恐怖がしばらく続くと思います。

残穢（ざんえ）

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【あらすじ】
小説家である『私』が読者に怖い話の募集を呼び掛けていた。そんな私の元に届いた読者からの恐怖体験をもとにストーリーは進んでいく。
私の元に届いたのは読者である久保さんという女子大生からの「今住んでいる部屋で、畳を箒で掃くような何かが地面を摺る音が聞こえる」という手紙。ある時久保さんが音の聞こえる部屋を覗くと、着物の帯のようなものが見えたという。首を吊った女性の着物の帯が床を摺る音なのではないかと考える久保さんと私。やりとりを進めていく中で、私は以前別の読者から同じような手紙をもらったことを思い出す……。

ジワ怖映画の代表格といっても過言ではない残穢。大きな音で驚かすようなシーンは一切なく、ただ淡々と話が進んでいくのにしっかり怖いホラー映画です。
怪現象がどんどん繋がり、真相に至るまでの謎解きも楽しめるストーリーになっています。リアルな世界観、細かく作りこまれた設定でまるでドキュメンタリーのような仕上がりになっているこの作品。これがフィクションなのか、実際に起きている話なのか分からないのもジワ怖ポイントです！

ヘレディタリー

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【あらすじ】
ミニチュア模型作家であるアリー。長年確執の合った母が亡くなり、喪主として葬儀を終えた所からストーリーは始まる。
母が亡くなってからグループセラピーに通うようになるアリー。そして母が亡くなってから、身の回りで不可解な現象が起き始める……。

SNSを中心に話題になったこの作品。今回紹介する中で唯一の欧米映画です。
洋画はどうしてもお化け屋敷系ホラーが多いですが、この作品でお化け屋敷要素はほとんどありません。じっとりと嫌な気持ちになる、恐怖を通り越して不快感すら感じると名高いトラウマ級ホラー映画。
あらすじを詳しく書いてしまうと怖さや面白さが半減してしまう作品なので、本当に触りのあらすじしか書いていません。できれば何の情報も仕入れずに見て欲しい映画です。大きな音で驚かせるような演出はありませんがショッキングなシーンもたびたび登場するのでグロテスク系が苦手な方は要注意です！

一人で見たくない！

特に邦画のホラー映画は日常生活の風景がそのまま画面に映し出されます。マンションの廊下や家の和室、お風呂場などの水場など……日常生活の中に映画のシーンが重なった時、作品のことを思い出して後からジワジワと恐怖がぶり返すこと間違いなし！
見終わった後も恐怖が長引くホラー作品……できれば一人ではなく、誰かと一緒に見ることをオススメします！